入学祝は何の為にするの?

人生はいたるところで節目節目に出会います。
これらの節目を無事通過することで、人間としての幅が出てきます。
全てが、周りとのお付き合いに関することばかりです。
お祝いをするのもこの節目の一つなのでしょうね。
入学祝いもそんな節目の一つ。
ところで、節目に際して先人たちはすばらしい習慣を残してくれました。
それは、折々に触れた贈り物、ギフトと言う習慣です。
ギフトは、本来は目に見えない「気持ち」を「目に見える物」に変えてくれます。
我々に代わって、目に見える物が目に見えない気持ちや想いを、相手に伝えてくれます。
言葉に出さなくても想いは相手に伝わりますし、言葉は発した瞬間に消えてしまいますが送った品物は半永久的に残ります。
古今東西、この習慣は人類に共通した文化です。

で、実際にお祝いする場面では、何方にお祝いをするかということです。
ココがポイントですよ!
ポイントがずれたお祝いなんて意味がありません。
入学おめでとう! と言う気持ちを相手に伝えたいのですが、幼稚園や小学校の新入生ともなると、なかなかそうも言ってられません。
幼稚園や小学校では、お祝いするのは親が目当てと言うことです。
入学祝いは、親のいるところで渡す!
入学祝いは、親が納得するものを渡す!
中学では、親が第一ターゲットながら子供の好みも考慮する!
高校以上は、コレは間違いなく本人がメインターゲットでしょう。
お祝いの場面をよく考えて最も効果的なお祝いをするようにしましょう。


言葉に代わる贈り物

社会の常識とかマナーってものは、人間1人だけで生活するうえでは、必要ないものです。
自分1人だけでは全然必要の無いものです。
常識とかマナーが必要なのは相手がいるからなんですね。
相手に恥をかかせない、不快な思いをさせない。
コレが根本です。
この基本がわかっていれば、後は単なる人付き合いのテクニックです。
ですから、人によって言うことも行うことも違います。
流されないようにしましょう。
最近の日本人はここを全員が忘れてるような気がしますね。

入学祝いにお返しは無用とのことですが、相手さんがお返しを熱望されているのであればお返しをするのがその相手さんに対するマナーになります。
たとえ、入学祝いに対するお返しでもです。
世間ではコレが常識! という考えでは相手さんとうまく付き合えないです。
こういったときは世間の常識にとらわれないで、入学祝いの相場やお返しを、相手さんの目線で考えることです。

相手に充分慮った態度で接する!
自分がそうした態度で接してもらったら、うれしいでしょ?
相手も同じです。
相手に充分意を尽くして接すれば、世間で言うマナーや常識と少々かけ離れていても、どこの何方が文句を言うのでしょうか。
みんなあなたに好感を持ちます。
あなたの行為が最高のマナーであったとわかるのです。


入学祝いの相場は? 送るには何がいいの?

まず入学祝いに品物を送る場合ですが、小さい品物は別ですけれどランドセルや学習机のような大型の品物は、ご両親や祖父母が贈ることが多いですから、あらかじめ希望の品物を聞いておくのがよろしいかと思います。
別に失礼にあたるわけじゃないですし、品物を贈って重なってしまったりしたら、もったいないです。
品物が思い浮かばない時は、図書券かギフト券が無難でしょう。
それこそ相場によって金額を決めればいいと思います。

子どものお祝いは義理で行う場合は少ないと思います。
両親や祖父母などの親族、ごく親しい友人など、本当に親しい間柄で祝うのが一般的ですし、単なる知人や職場の同僚なら、お祝いをしなくても失礼にはあたりません。
入学祝いに関係があるのは、なんと言っても親戚関係です。

で、入学祝の相場は次のようになると思います。
小学生は5千円
中学生は5千円〜1万円
高校生は1万円
の現金かギフト券に、夫々ごく簡単な品物をつけます。
そうですね、鉛筆、ノート、ハンカチのような学校や日常身の回りで使うありふれたものがよろしいかと思います。
お祝いを弾むことは簡単です。
でもお互い様と言うことがありますので、子供のことでもあり、見栄を張ることは避けたいものです。
それこそ、入学祝いの相場どおりに、ですよね。
丁寧にするなら、お祝いの品物にも祝儀袋にも熨斗をつけて紅白の水引を蝶結びにして、表書きは「入学御祝」です。
入学が決まってから、入学式の2〜3週間前までに贈るのがよろしいでしょう。

入学祝いのお返し

入学祝のお返しは不要といわれています。
ただし、お礼が不要と言うわけではありませんので念のため。
お祝いをいただいた子供本人からお礼の言葉を伝えるようにします。
そして、親御さんからも一言でいいので言葉を添える。
コレで充分です。

しかし、お返しをして悪いとか失礼に当たるとか、そんなことはありませんので、いただいた方の気持ちを素直に表せばよろしいのではないでしょうか。
入学祝いのお返しは絶対やっちゃダメ! ということではないのです。
人と人とのお付き合いを気持ちよく行う為のお祝いであり、お返しです。
気持ちのよいことは、絶対的なマナーです。
形式に流されないようにしましょう。
本来、お祝いをいただいた場合は、お返し(内祝い)をするのが当然です。
お祝いだけに限りません。
お見舞いをいただいた場合は快気祝いとしてお返しをしますし、香典をいただいた際にも香典返しをします。

入学祝いのお返し(入学内祝い)の熨斗紙の表書きは、内祝です。
名入れは、子供の名前、水引は、紅白の蝶結び、です。
お返しする金額は、いただいた金額の3割〜5割が相場です。


入学祝いの礼状

本人がしたためるにしろ、親がしたためるにしろ、入学祝いをいただいたら避けて通れないのが入学祝いのお礼状です。
実際、いくら高額なお返しをされたところで、お礼状がないのはなんとも味気ないものです。
お返しの品の熨斗表に「内祝い ○○」だけが並んださまを想像するだけで気持ちがトーンダウンしますよね。
簡単なものでも、お礼状は気持ちがこもっています。
文章の上手下手ではありません。
ましてやお年を召した方には、お礼状の効果は高いものがあると思います。
なにも、肉筆である必要はありません。
ワープロでよろしいのではないでしょうか。
ありがとうと言う感謝の気持ちが、相手に伝わることこそが大事です。
何も入学祝いだけではありません。
お祝いを頂戴したら、お祝いに対する答礼が必要です。
お返しの品であり、心をこめたお祝いへのお礼状です。

昔ながらの手紙は、あなたの感謝の念を際立たせます。
人間社会の潤滑油である贈り物のある文化、送り送られ、お互いの間を往復することで、言葉に表さなくてもお互いに気持ちを伝え合ってきました。
その上に、言葉を目に見える形、礼状にすることで気持ちをより一層明確に伝えることができます。

お礼状とお返しの品物、両者一体となってあなたの気持ちを相手に確実に伝えてくれます。